cucumber flesh

Rを中心としたデータ分析・統計解析らへんの話題をしていくだけ

私とホクソエム

この記事は「HOXO-M Advent Calendar 2017」の2日めです。昨日は id:yutannihilationさんの「出ない順ホクソエム語彙集(その1)」でした。ホクソエムってなんなんでしょうね笑

さて、2日目は私が担当します。それでは聞いてください「私とホクソエム」。


現在の日本のRコミュニティで、もっとも長い歴史とたくさんの発表者・参加者がいるTokyo.R。その中で私が最初にスゲーと思ったのがこのアドベントカレンダーの主役である「ホクソエム(hoxo_m)」氏である。某ECサイトのロゴを連想させるアイコンと可愛げのある「h(o x o )m」という表現での顔文字(?)もまた可愛いのがにくい。

そんな彼との最初の出会いは、もちろんネットである。私がどっぷりと統計言語Rにハマりだした2014年から2015年にかけて、ホクソエム氏もまたブログやQiitaにRの記事を書いていた。いや、ホクソエム氏の記事があったから私はここまでRが好きになれたのかもしれない。

本物の「ホクソエム」をみたのは2014年のBUGS/stan勉強会 #3である。相関係数という身近な物を題材にStanを使った解説をしてくれた。

d.hatena.ne.jp

で、それに触発されて私も参加記事を書いた。

qiita.com

だがしかし、その時はまだホクソエム氏に認識されていなかったようである。

Oh... まあ、仕方ないよね。

以降、ホクソエム氏に認識されてもらうべく、私のQiitaでの活動は熱を増していった(かどうかは記憶が定かではないが、記事をめっちゃ書いている)。

そんな活動が認められたのか、運命の時は訪れる。2015年2月のTokyo.R#46だ。自分はLTをした。発表後、ホクソエムさんがやってこられて名刺を頂いた。ホクソエム氏のブログの最初の記事には

2年ほど前にバイオインフォマティクス系の会社に入社

http://d.hatena.ne.jp/hoxo_m/20100727/1280236673

とあり、その会社にいる頃に名刺を頂いた(だと思う)。当時大学院生だった私は交換する名刺を持ち合わせていなかったが、憧れの「ホクソエム」名刺を手に入れて名刺文化も悪くないなと思った記憶がある。まだ匿名知的集団ホクソエムも株式会社ホクソエムも誕生していなかったが、当時からホクソエムというブランドがあったのは確かである。

これでホクソエム氏とお近づきになったぞ!と思っていたのもつかの間、今度は雷を落とされる。ホクソエム氏は2015年10月に転職をしているのだが、前職の退職記念に飲み会が開催されることになっていて、幸運なことにそれに参加させて頂いた。そこで事件はおこる。

ホクソエム「うりさんは研究者になりたいならRやっている場合じゃないんじゃないの?
Rで食っていくの?? そんなことできるの???」

私「え、その...(今それいう??)」

だいたいそんな感じの会話があった。Rで記事を書いて、Qiitaなんかでちょっともてはやされて浮かれていた私にはマイティー・ソーの放つ雷よりも強烈な言葉だった。

その言葉は私が大学院を退学するまで、いや今も心の中で響いている(ホクソエムさんの言葉が引き金になったとか最後の一撃になったとかではないです)。

ホクソエムさんはこのように、厳しい。Twitterでも自然な発言が発端となってどこかに流れ弾が飛んでいることもあるように思う。私も何度か食らった。だが私はその厳しさを見習いたいと思う。きっとホクソエム氏は自分の息子(界隈ではきーたと呼んでいる)にも厳格な父であるのだろう。そんなホクソエムを尊敬する。

といいつつも、褒めるときは褒めてくれるし、メンションで気楽に絡んでくれる時もあり、優しい。

と振り返ってみたが、期間は長いがそこまで深い付き合いとは言えないのが現実だ。ベロベロさんを交えて進捗カフェへ行くこともあったが、二人で話した機会はそんなにない気がする。 にも関わらず、ホクソエムが会社を立ち上げた際には、追加メンバー?として誘ってくれたし、ホクソエム経由で仕事も回してもらったこともある。大変感謝している。 最近では、私が転職で悩んでいる際も相談に乗ってくれた。ホクソエム氏は裏表のない言葉をかけてくれる(と思っている)ので、なんだかありがたい。

「うりさんの文章はどこかに欠陥があるんだよ」と言った数日後に手渡してくれたことも忘れない。上司にしたいホクソエムの鑑だ。

思えばホクソエムは、いつも私の先にいる。統計モデリング、DB, Shiny, ウェブスクレイピング, ラムダ式... これらはホクソエムに教えてもらったと言っても過言ではない。少なくとも一度は彼の記事を参考にしている。Qiitaも未だホクソエムを超えられないでいる(今年ほんの一瞬抜いたがすぐに再び追い越された)。日本を代表するRユーザである彼を超えるのが、私の目標だ。

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最後に、ホクソエム氏の盟友 ナギ=テラモさんの言葉をお借りしたい。

偉そうであるが、これからも親分を応援している。良い父であり、良いデータサイエンティストであることを願う。寿司、行っていないんでいきましょうね笑(あ、北海道でいってたw) こっぱずかしくて直面してこんなポエムは語れないので、このアドベントカレンダーがあってよかったです。

明日は R_Linux さんが書きます。ホクソエムの誓いならぬアキバの誓い、なんなんでしょう。